title

アモキシシリンの副作用について説明しています

アモキシシリンの副作用

お薬なので人によっては副作用が現れる場合があります。主な症状としては、下痢(お腹がゆるくなる)、頭痛、発熱、関節痛、皮膚の異常(水泡や紅斑など)があります。中でも比較的多くみられる副作用は下痢です。特に小さな子供やピロリ菌などの除菌目的で長期間服用する場合に、便がゆるくなる事が起きやすくなります。

また、重い副作用としてはあまり多くはないですが、アナフィラキシーショックや、腎臓の重い症状、血液成分の異常、重い皮膚障害や粘膜障害などの症状が現れる場合があります。

ここでは、主な副作用から稀に現れる可能性のある重い副作用の症状、副作用のなかでもよく見られる下痢や皮膚に症状が現れる薬疹(発疹)について、詳しく解説していきたいと思います。

主な副作用

主な副作用は、おなかがゆるくなる、下痢、水泡や紅斑などの皮膚の異常、関節痛、頭痛、発熱などです。なかでも比較的多く現れる症状として、下痢があります。特に小さな子供やピロリ菌などの除菌目的で長期間服用をする場合に症状が現れやすくなります。これは、アモキシリンの抗菌作用によって腸内の細菌のバランスが乱れることによって現れる症状です。少しおなかがゆるい、下痢気味などの場合は心配すつ必要はありませんが、便に血が混ざる(血便)やひどい下痢の場合は、医師に相談し、お薬を変更するなどの対応をしてもらいましょう。

また、下痢のほかに現れやすい症状として、皮膚にぶつぶつ赤い発疹が見られる紅斑や水泡ができる場合があります。それは時に発熱をともなう場合もあります。このような症状が現れた場合は、服用を中止して、医師の診断を受けるようにしましょう。重い症状が出ることは稀ですが、万が一、じんましんがひどく出たり、口や顔がひどく腫れてぜーぜーする場合は、すぐに受診してください。

重い副作用

重い副作用が出る事はあまりありませんが、ひとによっては発症してしまう危険性もあります。特に高齢の方や、長期間服用を続けている方は注意が必要です。

重い副作用は以下のようなものがあります。

・ショック症状(アナフィラキシーショック)
ぜーぜー息苦しい(呼吸困難)、ひどいじんましん、全身の発赤、顔面紅潮、冷や汗、顔が青白くなる、手足のしびれ、脈が弱い、血圧の低下、嘔吐、かゆみ等

・重い腎臓の症状
尿の量が少ないまたは尿が出ない、尿に濁りや泡立ちが見られる、血尿、むくみ、倦怠感、吐き気、側腹部の痛み、腰痛、発疹や発熱等

・血液の重い異常
発熱、のどの痛み、口内炎、倦怠感、血豆やあざなどの皮下出血、鼻時や歯肉炎などの出血傾向など

その他副作用

そのほかに現れる症状としては、皮膚だと、つぶつぶとした小さな赤い発疹(紅斑)が現れたり、ぷっくりと赤く腫れるじんましんが発症する場合があります。また、軽い軟便や下痢、腹痛、吐き気、味覚に異常が出る場合があります。長期間にわたり服用を続けてる方だと、口内炎やカンジタ症などの菌交代症、ビタミンK欠乏症により出血しやすくなるといった症状が現れる場合があります。

また、幅広い感染症の治療に使われるアモキシリンですが、誰でも使用できるというものではありません。以下の方は服用すると思わぬ副作用が現れる危険がありますので、服用は避けましょう。

・過去にアモキシリンと同様のペニシリン系のお薬で過敏症の症状が現れた事のある方
・アモキシリンを服用した際にショック症状が起こったことのある方
・体質により、じんましんや発疹などのアレルギー症状が起きやすい方
・重い腎臓の障害のある方
・妊娠、または妊娠の可能性のある方や、授乳中の方

上記の方は、服用ができませんので注意が必要です。

薬疹について

薬疹とは、お薬を服用または注射する事で皮膚に炎症を起こしてしまうアレルギー反応のことです。その人の体質によっては、特定のお薬に対して重いアレルギー症状が現れる可能性があります。薬疹は、特定のお薬に対して反応してします細胞をもっている方や抗体をもっている方にのみ現れる症状です。発疹が少し皮膚に出る程度の程度の軽いものから、口の中や全身の皮膚に広がる火傷のような症状が現れ、時に命に関わる重い症状を発症してしまう危険性もあります。気になる症状が現れた場合は、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。

この薬疹の多くは、お薬に対するアレルギー反応です。薬疹による症状の重さや、原因となる物質の量には相関関係はありません。そのお薬に対してアレルギーを持っている方は、ごく少量でも症状が現れてしまいます。

薬疹は一般的に、症状が現れるまで時間がかかるので、お薬を使用してすぐに発症してしまうというものではありません。軽いものだとそのお薬の使用を中止する事で治まります。

下痢について

多くみられる副作用の症状として下痢があります。この下痢には、服用を開始してすぐに起こる急性的なものと、服用を続けて1~2ヶ月後に起こる慢性的なものがあります。一般的には、服用して1~2週間後に起こることが多いと言われており、ピロリ菌などの除菌の目的で長期間服用を続けている方や、小さいなお子様に特に現れやすい症状です。

これは一時的に下痢になってしまっている場合もありますが、なかには放置すると重症化してしまうケースもあるので注意が必要です。なかでも、アモキシリンのような抗菌剤や、抗がん剤、免疫抑制薬、一部の消化器官用のお薬はひどい下痢を起こすケースがあるので、使用には注意が必要です。

お薬を服用して、「便が泥のよう、または完全に水のようになっている」「しぶり便または、便意切迫」「刺し込むような激しい腹痛がある」「トイレから離れられないほどの激しい下痢が出る」「便に粘膜状の何かが混ざっている」「血が混ざる(血便)」の症状が続いている場合や、処方された下痢止めを使用しても症状が改善しない場合はすぐに医師に相談しましょう。

まとめ

抗生物質であるアモキシシリンは人によっては、副作用が現れる場合があります。主な症状は下痢や水泡や紅斑などの皮膚の発疹、頭痛や発熱、関節痛などが見られます。なかでも多い症状として、下痢があります。これは、アモキシシリンの抗菌作用によって腸内の細菌のバランスが乱れるために起こります。下痢の症状は服用してすぐに現れる急性のものから、服用後1~2ヶ月ほど経過してから現れる慢性のものがありますが、一般に服用を開始し1~2週間で起こることが多く、ピロリ菌などの除菌を目的に長期間服用している方や小さな子供に起こることが多くなります。

副作用は比較的軽いものが多いのですが、稀に重い副作用が現れてしまうケースもあります。特に高齢の方や、長期間にわたり服用を続けている方は注意が必要です。

症状が重い、または気になる症状がある場合は、すぐに医師の診断を受けるようにしましょう。